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展覧会情報(旧ギャラリーどらーる掲示板より)

2024'05.15.Wed
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2007'01.16.Tue
明日飾り替え 投稿者:竜馬@管理人 投稿日:2004/09/29(Wed) 23:00 No.1964  
 

「川畑 盛邦展」も明日限りになりました。

全道展会員の「富田 知子展」が始まります。
富田さんは全道展以外に、今年の9月の行動展で、昨年の奨励賞に続いて「損保ジャパン奨励賞」を受賞して会員に推挙されたばかりの作家で、今将に“旬”の作家です。
どんな作品で「ギャラリーどらーる」の空間を彩ってくれるのか楽しみであります。

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2007'01.15.Mon
川畑 盛邦展 投稿者:久保AB-ST元宏 投稿日:2004/09/24(Fri) 14:46 No.1941  
 

~~表情の彼岸 風景の告白~~

人物画である。しかし普通の人物画を描く画家とは、まったく違う興味で描かれている。
じっと絵を見ているとまるで騙し絵に隠されている人物を探し出すかのように、画面から人の存在がいくつも浮かび上がってくる。
まるで日常の風景に潜んでいる幽霊の姿が見え出すかのようだ。または、目の前の人間が霞みだして、風景に溶け込んでゆくかのようだ。

その境目のバニシング・ポイントを描き留めた作品群なのだが、そのあわいの世界に漂う半透明の存在が人物でなければならなかった点に作者の興味の中心が潜んでいるのであろう。
たとえば、人物ではなくて、静物でも建築物でも動物であっても良かったはずである。
人物とそれらとの最も大きな差異は表情を持っているかどうかである。
しかし、川畑は人物の最大の特徴である表情を描かない。
また、普通の場合に画家が人物画を描きたくなる衝動を準備するのは、魅力的な顔やポーズである。
それらをまとめて、「表情」と呼んでも良い。
だが、やはり川畑の描く人物からはストイックなまでに表情が削り取られている。
私の言う意味は具象の人物画が、茫洋とした曲線の抽象化や図形化によって表情が無くなるというのではない。
たとえば油の上に鉛筆の線で描かれる顔や手の指には高水準の描写技術が披露されている。
その描写でさえ表情が目的なのではなく、ガスになって消え行く幽霊の存在証明として必然のために選ばれた技法としか思えない。
人物でなければならなかった理由を探るヒントが絵の題である。
作品はほとんどが「風景03-2」のように、「風景」と日付の組み合わせである。
人物画の題を「風景」とすることにこだわった点に、作者の強烈なメッセージがある。
だれもが倦怠期の中年夫婦のイイワケのように、人間を「(アタリマエの)空気のような存在」に感じることがあるだろう。満員電車から吐き出される群集に表情を捜す趣味を持つ者はいないだろう。
ところが、川畑が立ち上るガスのような人物を愉楽を持った配置で描き並べた時、彼がそこに小さな円を描けば求道的に見えるし、そこに三角形を描けば人類の愚かさと知恵と希望を同時に複雑に象徴しているピラミッドに見えてくる。
人物の表情を削り去った時に見えてくる「風景」が、大きな表情を持って私たちに音楽を差し出すのだ。



Re: 川畑 盛邦展 竜馬@管理人 - 2004/09/24(Fri) 16:07 No.1942  

久保さんは面白い視点で分析されますね。
私なんかは想像力(創造力?)も分析力も乏しいせいか『ヘェー、そうなのか』と感心してしまいます。

先日、北海道教育大で川畑さんを教えた鬼丸 吉弘先生をご案内した折に、独特のかすれる様な小さな声でこう話しかけてくださいました。
『川畑君は絵が上手くなりましたねぇ。学生時代からきれいな色使いでしたけれど、こんなに上手くなるとは思いませんでした』

私は昔からトップレベルの画家と思っておりましたから、鬼丸先生のお話に相槌すら打てないで黙っておりました。
先生の「上手くなった」の意味合いが、絵画的に深いところでのお話と受け止めましたが、何か鬼丸先生の感動が“グッ”と伝わってまいりました。
2枚だけ顔どころか人物像すら明確でない作品(作品1作品2)がありましたよね。
抽象画の範疇に入れても良いのではないかと思った作品ですが、先生はその絵の前で、『人物は顔や目鼻を描かなければならないことなんか無いんですよねぇー』とも仰っておりました。

久保さんの評論に対する肯定でも否定でもないことを訳ありそうに書いてごまかす竜馬@管理人でした。

2007'01.15.Mon
川畑 盛邦展の紹介記事 投稿者:竜馬@管理人 投稿日:2004/09/08(Wed) 14:40 No.1883  
 

1883.jpg 今月の個展「川畑 盛邦展」が札幌タイムスにて紹介されましたので、添付いたします。

いつもながら五十嵐 恒 編集長ありがとうございます。

2007'01.15.Mon
2005年度ラインナップ 投稿者:竜馬@管理人 投稿日:2004/09/07(Tue) 14:28 No.1872  
 

1872.jpg 2004年度も早9月の半ばに差し掛かって参りました。
「ギャラリーどらーる」での個展は現在川畑 盛邦展。
10月:富田 知子展
11月:小島 和夫展
12月:阿部 典英展
と続きます。
来年、2005年度の個展予定者が決定しておりましたので、ご披露させて頂きます。

小樽美術館館長で美術評論家の吉田 豪介氏によります企画で添付の表に記しているラインナップで来年は行ないます。

従来と変わりましたことは、1月~2月の期間を「個展プロローグ」と称しまして、3月~12月の10名の個展作家による合同展を行なってまいりましたが、それを1月のみに変更いたしました。

来年度から2月を「寒昴(すばる)展」と名付けまして、新進~若手の制作者の中から、毎年2名~3名にお願いを致しまして1ヶ月間展覧会を開いて頂くことに致しました。
ギャラリーと致しましては、会場費無料・DM制作費無料・美術評論家 吉田 豪介氏による紹介文とオープニングパーティーを開いて差し上げること等、他の個展作家と全く同じ条件を提供いたす所存でございます。

これをギャラリーの意向として吉田 豪介氏に提案させて頂き、即座にご同意頂きました。

「寒昴(スバル)展」の命名は吉田 豪介氏によるもので、昴(スバル)は旅立ち・希望を表す星であり、2月の寒の時期に最も光り輝くことから名付けられたとうかがいました。

来年度のスタートは、道展で新人賞⇒協会賞(会友推挙)の山川 彩子さんと、新人賞⇒佳作賞(会友推挙)の川畑摩紗子さん、そして全道展で初出品協会賞⇒佳作賞の衝撃デビューをされた會田 千夏さんの同世代の3人の女性の競作を期待してお願いいたしました。
毎年続けて参りますので、自薦他薦を問わず情報を提供して下さることをお願いいたします。

2007'01.15.Mon
ビデオが到着いたしました 投稿者:竜馬@管理人 投稿日:2004/09/03(Fri) 11:40 No.1848  
 

当社ではご注文していなかったのですが、砂川市にお住まいの道展会員の 浦 隆一さんが9月1日のオープニングパーティーの様子をご持参のビデオで撮影してくださいました。

浦 さんは、ホームページをご覧になって頂ければ分かりますが、動画・静止画を問わず撮影などのお仕事をされております。
http://www.boxura.com/index.html
料金も非常に明朗に定められており良心的な方ですので、何かの折にはご相談されると良いと思います。

オープニングパーティーのもようは、トップページ「今月の展覧会」もしくは下記URLにてご覧になれます。
WindowsMediaPlayerの最新バージョンが必要です。
浦 さん、ご親切感謝いたします。ありがとうございました。


『オープニング風景』2分6秒、5.29MB
http://d1.doral.co.jp/gallery/movie/morikuni001-1.wmv

『オープニングパーティーの様子』 1分16秒、3.1MB
http://d1.doral.co.jp/gallery/movie/morikuni003-1.wmv



恐縮です。 浦 隆一 - 2004/09/03(Fri) 13:11 No.1849   HomePage

拝啓、竜馬様
私の仕事の紹介までして頂きまして、たいへん恐縮です。
先日、滝川自然史美術館(道展中空知作家展)に、お見えになられた時の画像が昨日から道展HPにUPされております。
どうぞ皆様、道展ホームページも宜しくお願いいたします。
(竜馬様の写真、カッコイイですよ!)



こちらこそ恐縮です 竜馬@管理人 - 2004/09/03(Fri) 18:11 No.1850  

本当にありがとうございました。
<写真←赤面ものです。

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