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展覧会情報(旧ギャラリーどらーる掲示板より)

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2007'01.29.Mon
小熊秀雄、長谷川利行、吉川孝(... 投稿者:栄通 (丸島) 投稿日:2006/04/12(Wed) 15:33 No.3729  
 

 今朝の道新朝刊に「小熊秀雄賞廃止 旭川・協賛企業減少などで 募集今年限り」という記事が、一面にあった。
 運営資金上での事態だ。残念なことである。寂しくも思う。一連の流れを踏まえて、作家・小檜山博氏は「このままでは日本の文化は死滅していく一方」と、紙面にある。賞が無くなって日本文化が滅びるならそれも仕方がない。賞は表現者にとって励みだが、賞の為に表現しているのではないだろう。小檜山氏、君はそうだったのかい。小熊は僕の言葉の10倍の迫力で氏や道新を罵倒しただろう。

 小熊秀雄(1901-40)。不実な男だった。自分の参加した絵画展に、観覧した女性とすぐに関係を持ち、結婚した。その妻のいる食卓に浮気の相手を連れてきては暴言を吐いていた。幾人も、何度も。
 真摯な男でもあった。生い立ちや家系、子どものこと、晩年と死を思うと、その創作活動とあいまって暗くなってしまう。

○「池袋モンパルナス 小熊秀雄と画家たちの青春」
 おととしの12月、旭川まで観に行った。特に、靉光(あいみつ)の「梢のある自画像(1943)」が、とりあえずの目的だった。小熊の自画像は、なんだかコッチを寂しげに見ていて、やるせなくなってしまった。絵と文章の表現の違いと言ってしまえばそれまでだが、両者の根本的違いを感じた。絵は余りに心情が素直にでていた。他の画家たちも概ね同じだ。時代だと言ってしまえばそれまでのことだが。「池袋モンパルナス」、詩人の一発ネーミングにはほとほと感心する。
 松本俊介、麻生三郎、大野五郎、寺田政明、長谷川利行等がいた。(つづき)

 



Re: 小熊秀雄、長谷川利行、吉川... 栄通(丸島) - 2006/04/12(Wed) 16:28 No.3730  

 リコー、リコーと吉川君が言う。とりとめのない雑談の中から出た作家評の言葉である。話の流れから、すぐに利行と判った。すこしかみ合わないところもあったが、意は汲みあ
えたと思う。会話は別の事に移った。

 長谷川利行(1891-1940)。京都生。
 野垂れ死にという言葉を、時に芸術家に冠することがある。彼に献呈しよう。独身、放浪、貧窮、病気、最後は放浪病者としてその世界の収容所で死んだ。(上記図録より)
 なんでもない東京の風景画だが魅入ったの覚えている。特に油彩の白に、『青春の白さ』だった。厚塗りで、描き殴るようなタッチだった。ここはリコーを語る場でない。吉川
展に行こう。

 「冠水橋」。魅力的なタイトルだ。僕にとって橋とは、こちらの世界とあちらの世界を結ぶ存在、異次元を繫ぐ物、男と女の間の深い深い川を跨いでくれると思
はれる物だ。
 彼の場合は絵画自体が川底で、性行為している存在が橋なのだろう。橋としての男女が水に覆われて沈んでいる。しかも、獣姦のような体位で。絵を覆っているブラック・アン
ド・ブルーは川底色だが、羊水と言ってもいいのだろう。ベットは生と死の象徴か。ほとんどの現代人は、病院のベットで始まりと終わりを迎える。大きな目を持つ顔。僕にはこ
の顔が最後の宗教画家と言われたルオーに見えて仕方がない。見る・見られる存在としての作家、作品、観覧者。それはともかく、視線は男女と観覧者をみている。ネズミはパソ
コンのマウスに見立てて、現代の象徴であろうか。背景に窓らしきものがある絵もある。これだけの絵だ。以上のように書けば、僕がどう彼の絵をみているか察しがつくと思
う。

 が、僕にとって吉川絵画の喜びはそこにはないんだ。絵を見ていると、吉川君が絵を描くために絵の前に立っているのが連想される。あんまり走らない絵筆、顔は徐々に、徐々
に真っ赤に凍り付いていく。もしかしたら、真っ青かもしれない。目が体が力んでいく。ひっぱていない弓の状態だ。なんか、そういうのを連想してこっちまで鑑賞するのに力が
入ってしまう。

 彼にはもっと、もっと上手くなってもらいたい。
 人目で伏木田臭を感じる。氏の絵は観念的だが、彼のは肉感的だ。絵としての基本的な違いは認めるが、どこか氏にもたれている感がする。シリーズ化はしかたないがマンネリ
化に注意ということだろうか。例えば、年齢が近い波田君。マンネリの弊を感じる。もったいない。
 これ以上のことは判らない。情けない。鑑賞修行に努めて、次はもう少し言えるようになりたい。その時は彼ももう少し上手くなっているかもしれない。
 34歳と54歳の競争だ。



Re: 小熊秀雄、長谷川利行、吉川... 栄通 (丸島) - 2006/04/12(Wed) 16:37 No.3731  

3731.jpg (会場にて)



アラッ。まあ~。 竜馬@管理人 - 2006/04/12(Wed) 23:48 No.3732  

美術も文学も何ひとつロクに分かっていない管理人のヘッポコHPが最近アブナイ表現の文章に席巻されています。

よく読むと頷けることが多いのですが、ところどころの過激表現にハラハラしています。

みんなスゴイなぁ。と流しておこう。

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