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展覧会情報(旧ギャラリーどらーる掲示板より)

2024'04.25.Thu
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2007'01.31.Wed
展覧会案内 投稿者:竜馬@管理人 投稿日:2006/08/01(Tue) 09:51 No.4166  
 

4166.jpg ■「グループ プラスワン

会場:札幌コンチネンタルギャラリー

会期:8月12日(土)~20日(日) 月曜休館

時間:11:00~19:00

一昨年の8月に道新ギャラリーで行った「第5回 グループ プラスワン展」を拝見しておりました。
確か、その前年はニューヨークで行ったと記憶しております。
当初は道展の苫小牧支部の仲間の千代 明 ・田畑 卓也・谷口 明志の3人に札幌の坂東 宏哉さんが加わった4人展の展覧会でした。
今年のメンバーを見ると、プラス1どころか藤本 和彦・齋藤 周というバリバリに加え、昨年の道展80周年記念大賞受賞者の山本 雄基君という若手も加わって(招待作家)おります。
今まで平面が多かった千代 明 さんが、今回は立体(壁面レリーフ?)を出品するとの情報も入っております。

何か新しい潮流が生まれる予感も致しますね。
19日(土)の最終日前日の18:00からクロージングパーティーを行う予定でもあります。



展覧会 竜馬@管理人 - 2006/08/17(Thu) 17:20 No.4244  

4244.jpg ◆「グループプラスワン

16日のお盆休み最終日に拝見して参りました。順不同でご紹介します。
【千代 明 】
「CYCLE 1」「DANCE」「拡大」「CYCLE 2」

ご案内にも書きましたが驚きました。
最初素材をアクリル板を加工したものかと思いましたが、実際には鉄を加工して、自動車の特殊塗装をかけたものでした。
いわゆるパール塗装で、見る角度により光り輝き方が変化して美しい作品でした。
この作品を仕上げるのに溶接のボンベを数本空にしたと言うことです。
「DANCE」などはレリーフと言うより、自立させれそうな印象を受けました。

【谷口 明志】
「域」

昨年の「水脈の肖像06―日本・韓国・ドイツの今日」展
で北海道立近代美術館の高さも広さも十分に使った「感情曲線」や、「ポルトギャラリー」1階吹き抜けを使い十分な高さを生かした作品(作品1)(作品2)を発表した後の谷口さんが次の手をどうするのか興味あるところでした。
今回は壁面だけでなく床面にも延長させて、空間を包括させる意図を感じさせてくれておりました。
従来はあの“昆布”みたいな(失礼!)ドローイングはベニヤ板にアクリルで色を乗せて、鉛筆等で陰影を付けて質感を出しておりましたが、今回の壁の部分は手法は伺えませんでしたがこの拡大図をご覧になってお分かりの様に、それだけでは無いような感じを抱きました。
床に這わせた部分は材質を変えて、ゴムをキャンバス代わりにしておりました。
次回は空中をウネルではないかと期待しております (笑)。

【齋藤 周 】
マホロファ・(部分拡大1部分拡大2)

管理人は浅学にしてマホロファなる言葉の意味を存じませんが、広い壁を十分に使い、コンセントまで作品にしておりました。
ここ3~4年間に管理人が見せて頂いた周君の作品の中では最も“美しい”と感じた作品でした。

【田畑 卓也】
「未知なる依存者」 (別角度1別角度2別角度3)

一昨年の「プラスワン展」では田畑さんの作品には未だ色がありました
昨年の個展では、ほぼフレームだけになっておりました(作品1作品2)。
その時に『次回はきっとフレームが額縁のフレームでなくなるだろうね』と軽口を叩いた記憶がありますが、将にその通りなっておりました。
フレームは定型を失い、不規則に増殖し自らの居場所を求めるかの様に曲がりくねりながらも何とか立っております。
「未知なる依存者」とタイトルが付けられておりますが、以前から田畑さんの作品はタイトルから制作意図を察しようとしない方が良いと思っておりました。
奔放に自由に増殖して行く姿を観ていたいと管理人は望んでおります。
谷口さん以上に早くに宇宙遊泳するかも知れませんね。

【坂東 宏哉】
「Color Is Red」「Color Is White」「Color Is Blue」「Color Is Blue」・(部分拡大1部分拡大2)・「Color Is Red」「Color Is White」)

インスタレーションの場所が出入り口を挟んでいたせいもあるかも知れませんが、何か統一感が感じられない様に思いました。

【藤本 和彦】
「雷獣一、二」「雷獣一」)

藤本 和彦さんのことを“包み者”と勝手にあだ名を付けていた管理人でしたが、今回もその称号を発揮してくれておりました。
管理人は子供でないので「あ、テポドンだ!」とは叫びませんでしたが、両脇を山本 雄基君と坂東 宏哉さんの色味の強い作品の間で、ある種の不気味さを感じさせる作品に重みがありました。
実際の関係は存じませんでしたが、プラスワンのメンバーと藤本さんは「水脈~」等で一緒でありながら、作品傾向が違うせいか共通項を感じませんでした。
でも、藤本さんが加わったことは双方に良い緊張感を持たせることになるのではないかと感じております。

【山本 雄基】(特別出品)
「そこら中にあるようなないような」・(別角度1部分拡大1)

「80周年記念道展」で最高賞の「記念大賞」を受賞した山本君が招待されて特別出品しておりました。
作品はボード+紙にある顔料を混ぜてドローイングし、丹念に磨いた作品で、触ってみましたが樹脂コーティングしてあるかの様な手触りと、表面の画肌をしておりました。
未だ北海道教育大学大学院の学生の山本君の参加は、絵を描き始めて20年クラスのメンバーには良い刺激でしょうし、山本君も学ぶことの多かった展覧会だと思います。
「2~3年の作品が発表の度に傾向が違ってたが?」の質問に『自分の中で共通する部分が明確になって来ました』との返事でした。
楽しみですね。
会期はそれ程残っておりませんが、行くことをお薦めいたします。

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