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展覧会情報(旧ギャラリーどらーる掲示板より)

2024'04.25.Thu
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2007'01.29.Mon
展覧会 投稿者:竜馬@管理人 投稿日:2005/11/14(Mon) 16:05 No.3450  
 

3450.jpg ◆「特別企画展 徳丸 滋 の世界」
会場:神田日勝記念館 鹿追町東町3丁目 01566-6-1555
会期:11月8日(火)~12月11日(日)

帯広から裏大雪の士幌方向、然別湖への道を45分程真っ直ぐに進むこと鹿追町があります。
「しかおい」と呼びますが、アイヌ語で「鹿を追い込んで捕まえる場所」と呼ばれていたので鹿追町の名前が付いたとそうです。
人口6千人程の小さな町ですが、そこに「神田 日勝記念館」という北海道で初めて個人名を冠した美術館があるのはご承知のことと思います。
旭川にお住まいの行道展会員・全道展会員 神田 一明さんの実弟で、37歳で夭折した画家神田 日勝を記念しての美術館です。
大雪連峰の山なみを模した屋根がユニークな建物で、神田 日勝の絶筆の「馬の首」で有名な美術館です。

展覧会と直接関係無いことを書きましたが、今回の「特別企画展 徳丸 滋 の世界」開催の仕掛人でもある同館の学芸員の菅 訓章さんにいつも大変にお世話になっておりますので少し宣伝をさせてもらいました。

徳丸 滋 さんは「ギャラリーどらーる」で2003年の10月に個展を開催いたしましたが、その直後に全道展を退会されております。
現在はニセコの自然に魅せられて比羅夫の麓に住宅とアトリエ兼ギャラリーを建てられてお住まいですが、帯広の出身で神田 日勝さんとは若いときから交友を結ばれ、作品の交換とか手紙のやり取りを頻繁に行っておりました。
今回の展覧会でもそのことを窺わせる写真(その2)や書簡(16)が神田 日勝のアトリエを再現した設置室側に展示されておりました

建物の特性からギャラリーは多少の凹凸があったり、照明が暗い部分などもありましたが、元々神田 日勝の作品の常設展示場として設計されたものでしょうから致し方の無いものでしょう。
それでも違和感など無く、なかなかの展示場(別角度1別角度2)でありました。
徳丸 滋 さんの作品は、1963年の「冬の家」、1966年の「秋日」「幌加風景」から、今年の作品まで46点が展示されておりました。
最近の徳丸 滋 さんの描く心象風景は澄んだ静寂な世界が多いように感じるのですが、若いときの作品は当時の画風の傾向かも知れませんが、非礼を承知で書きますと私の表現では「ドロドロした」作品も含まれており、とても興味深く拝見いたしました。
何箇所かのコーナーをご紹介します。(年代別かどうかは調べてません)
コーナー1コーナー2コーナー3コーナー4コーナー5
作品傾向の変化が良く分かりますよね。
2階には写真・書簡の資料や小品を飾っておりました。

以下、全作品の画像をリンクさせますが、雰囲気だけであって作品の持つ味わいは実際に観て頂かなければ伝わらないと思います。
最近、私の張り出す写真の限界につくづくめいっております。
尚、快く撮影を許可してくださった徳丸 滋 さん、菅 訓章さんにお礼を申し上げます。

「秋日」(1966頃)       ・「幌加風景」(1966)         ・「冬の家」(F25・1963)

「ある女」(1973)        ・「女」(F100・1977)          ・「ある男」(F100・1973)

「女」(F100・1977)       ・「二人の女」(F100・1977)     ・「女たち」(F100・1979)

「樹」(F100・1981)       ・「山頂」(F100・1983)        ・「夜の森」(F60・1984)

「羅」(90×180・1984)     ・「穹」(S100・1984)          ・「つる草」(F100・1987)

「ダケカンバ」(F120・2002) ・「枯葎」(F25・1987)         ・「浮島」(M120・1992)

「水の塔」(P100・1996)    ・「浮島」(F100・1999)        ・「葫」(F100・2000)

「湿原」(64×101・2001)   ・「ダケカンバの森」(M50・2002)  ・「青い霧」(M100・2003)

「カラマツ林」(F150・2004)  ・「沼」(64×101・2005)       ・「ほうき星」(1997)

「ワタスゲ」(1996)       ・「川」(2003)             ・「ニセコアンヌプリ」(2005)

「羊蹄山」(2004)        ・「羊蹄山」(2003)          ・「ニセコ高原」(2005)

「羊蹄山」(2005)        ・「イワオヌプリ」(1979)       ・「ニセコアンヌプリ」(2005)

「羊蹄山」(1984)        ・「羊蹄山」(2005)          ・「森」(2003)

「雪の原」(1997)        ・「カボチャ」(2003)         ・「キジバト」(2002)

「ギンザンマシコ」(1992)   ・「ツルアジサイ」(1987)       ・「カメムシ」(2001)

「ヤマモミジ」(1987)

尚、もし「神田 日勝記念館」に行かれる予定のある方はメールでお申し出下されば、「無料の入場券」(無期限)をお送りいたします。
ご遠慮なくお申し出下さい。



Re: 峠越え KITA - 2005/11/14(Mon) 17:31 No.3451  

愛車で峠を越えて、ついに行ってこられたんですね。昨日の日曜美術館で、ダヴィッドの「サン・ベルナール峠を越えるナポレオン」が紹介されてましたが(笑)。徳丸さん、見たいですね。来週と再来週二度東京へ行く予定があり、無理な気もしますが、当方「風景画家」につき、お天気次第では、まだまだ行く可能性ありと思っています。



Re: 展覧会 竜馬@管理人 - 2005/11/14(Mon) 18:32 No.3453  

3453.jpg 北浦 晃 先生 先日はお立ち寄りくださってありがとうございます。
天気予報と違って日勝峠は快晴で何の苦も無く走れたのですが、あちこちで道路工事をしていて止められるのにはイライラしました。
あッ、そうですね。「新作家美術協会展」が12月の3日からでしたものね。
近くなりましたらご案内を掲載いたします。
菅さんと美唄の展覧会の話で盛り上がりましたよ。

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