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いーとあーとブログ

展覧会情報(旧ギャラリーどらーる掲示板より)

2024'03.29.Fri
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2007'01.31.Wed
展覧会案内 投稿者:竜馬@管理人 投稿日:2006/07/26(Wed) 14:07 No.4148  
 

4148.jpg ■「伊藤 光悦展」

会場:札幌時計台ギャラリー C室

会期:8月7日(月)~12日(土)

二紀会委員・道展会員の伊藤 光悦さんの個展のご案内です。
伊藤 光悦さんが支部長を務める「北海道二期会」の展覧会と同時開催です。



Re: 展覧会案内 栄通 (丸島) - 2006/08/08(Tue) 13:04 No.4213  

4213.jpg さっそく観てきました。

 写真は「国境からの道」50F?。おそらく、栄通の年間お好み選の一枚になると思います。子供、道、そして水平線・・・その左のほうに戦車と武器を持った兵隊、右側にタイトルによって明らかなバリケードの国境線。画面全体が茶色っぽく少年が右遠方を見晴らして、ノスタルジックな気分と同時にそれとは違う思いがわいてきて見入ってしまいます。戦車の走る姿が小さいけれどもリアリティ―があります。物憂げに立っている兵士、実際はどんな顔をしているのでしょう。小さくぼやけているから観者の想像にゆだねられます。画題の一個一個は嘘ではないでしょうが全体の構成は画家の想像力によるものでしょう。伊藤さんの年齢と経験であんな索漠とした所に行ったとは思われません。
 伊藤さんは滅びようとするものや滅びたもの更に現世のおかしさを彼なりの着想と画力で後世に伝えようとしているようです。何らかの理由で今まで描けなっかた物事ー画家の場合は技術的な面が結構高いと思います、描きたくても描けないという苦しみ、見続けて感じ続けて心に溜め続けて描き続けて出来上がる絵画。内面性を追求した炭鉱の廃墟シリーズ、極端な遠近法と余りに誇張的なエアポートシリーズ―おそらくこのシリーズは伊藤さんのタ-ニング・ポイントでは、ミクロにこだわって追及する描く側の精神の袋小路をより広いマクロコスモスへの視点へと―今展の世界状況おもダブらせたエアポートシリーズ・・・・そういう中で産まれたのが掲載作品だと思います。

 伊藤さんは体の大きな人です。ギャラリー巡りなどでお見かけした時、怖くて近づき難い雰囲気があります。画家さんは個展の時、表情が変わるのですね。伊藤さんも目じりは緩んで「あー、観に来てくれて有難う」という気持ちが体中に溢れて、立ってお話している伊藤さんを見れるのも心地よいものです。
 
 皆さん、暑い中ですが絵を観に行きましょう。(文中に失礼な言葉や勘違いがあるかと思いますがお許しください。)

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