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展覧会情報(旧ギャラリーどらーる掲示板より)

2017'07.26.Wed
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2007'01.20.Sat
寒昴予備軍展 投稿者:久保AB-ST元宏 投稿日:2005/02/09(Wed) 23:55 No.2572   HomePage
 

2572.jpg ■『大谷高等学校 美術科 第16回卒業制作展』
札幌 大丸藤井セントラル7F スカイホール 2003年2月1~6日

~~ 言葉の意味 意味の絵画 ~~

▲年齢からなのか、過剰なる内面をかかえつつも、拙い表現力でそれぞれが立ち止まってしまうラインが違うのが面白い。
 全体の共通点は絵の中に文字を入れたがる嗜好だ。絵画だけでは、表現しきれない自分の内面を文字(=言葉)に頼ろうとするのか。はたして絵よりも言葉のほうが意味を持っているのだろうか?その答えも出さないままに、彼女たちはとりあえず表現することを強制されたかのようだ。
 しかし彼女たちが頼りにして記号のように絵画の中に入れるその文字たちも、まるでレタリングの練習のように意味がない羅列であったり、凡庸な意味であったりする。
 その中で伊藤都「病葉」が、少し先に出て立ち止まった印象を与えてくれる。意味を排した、ひらがなとローマ字の組み合わせであるが、構図が意味を浮かび上がらせている。完成形ではないが絵画を選択した者にとっては、言葉ではなく構図で、意味を表現できる可能性を探る姿勢を大切にしてほしいと思う。
 さらに絵画にとって重要なのは、構図の創造力と同時に技術力であるが、そちらは藤森詔子「私に中に必ずある真実を見つける為に」が良いが、ヘタクソでも甕智子「隠す日々」(添付写真・左)のイメージは面白い。
 本展の中で構図と技術の力量のバランスが一番高いのは遠藤歌織「守り人」(添付写真・右)だが、なんだか全道展向きだぁーっとカテゴライズできてしまうと今度は魅力が減ってしまう。
 では、どんな方向が一番、私にとって魅力的かと問われれば栗田彩「後ろを見てはいけないよ」か。この絵はおそらく作者の怠惰などが原因で完成の前に展覧会に提出してしまったのだろう。
 しかし、「時間が足りない」ことは高校生の彼女たちにとっては最もクリアし易い欠点なんだし、ね。



Re: 寒昴予備軍展 竜馬@管理人 - 2005/02/10(Thu) 09:11 No.2573  

2573.jpg 久保さん、オツカレさまでした。
私などは会社の代表者とギャラリーの管理人の2足のワラジ。本業95%:美術に関わること5%ですから大学生の作品展をみるのも稀ですし、まして高校生の作品展を訪れることはありません。

久保さんがなぜこの展覧会を書こうと思ったのか私には分りません。評論よりそちらの方に興味があります。

写真に写っている方は長男の新太君でしょう?大きくなりましたね。



玄関座る展 久保AB-ST元宏 - 2005/02/10(Thu) 10:09 No.2574   HomePage

2574.jpg >久保さんがなぜこの展覧会を書こうと思ったのか私には分りません。評論よりそちらの方に興味があります。

■おはようございます。
竜馬氏に少しでも興味を持って頂いて、嬉しい限りです。
■この日は、『大谷高等学校 美術科 第16回卒業制作展』⇒『多摩美術大学版画OB展2005』⇒『寒昴展』と回りました。
偶然ですが、ほのかなキャンパス(=キャンバス?)の香りと、個人芸が集団で成長する現場、リアル・タイムでありながら時系列の「村民の思い出展」といった関連性を感じながら見させていただきました。
■完成されたものを観る愉楽も、未完成の現場に立ち会える微笑も、部外者ならではの御気楽な特権なのかもしれませんね。
そもそも、「完成」などという言葉を無批判に乱用する私自身への不快が、寒昴予備軍展に思ったよりも長居させ、高校生54人の54点の作品群から「意味」を穿り出そうと大人気なくさせたのかもしれません。
それでも、谷口一芳画伯が五番館前で若き日にスケッチをしたり、神田一明画伯が作品をエントツに丸めて夜行列車で東京に向かった日を想像のみで追憶する時に、「無名」のスタート・ラインに立ち会えるのもバレンタインデーの存在も忘れたオヤジの憩いの瞬間なのかもしれませんね。
■そしてなにより、ここの掲示板内の「検索システム」で、将来、検索してみたら、すでに「寒昴予備軍展」の中に画家の名前が記録されていた!なぁ~んてーのも、楽しみですよねぇ、まったく。



Re: 寒昴予備軍展 栄通 - 2005/02/12(Sat) 23:39 No.2586  

 よい文章ですね。自分の思い(評)と、作品のありよう(論)が綾を成していて、楽しく読みました。
 それに対する竜馬氏の反応がおもしろい。戸惑いというかジェラシーというか、なぜか高校展を見ない言い訳をしている。「私も見たかったですね」ぐらいに軽く流せばいいのに。芸術に対するまじめさがそれを許さないのだろうか。まさか『行きたくない展』ではあるまい。そういえば『竜馬の行きたい展』は海の向こうの話が多い。私にとっては『行きたくても行けれない展』である。これが『地方の絵描き氏』の言う自己主張なのだろうか。もっとも、2・8月は仕事人にとって動きの少ない月だから、広く日本中を見渡せるのはいいものだ。
 竜馬氏が不思議がっている。久保氏がなぜこういう文を書いたのかと。私には思い当たることがある。投稿日は2月9日、あの日我が借家の3mを超える雪捨て山の頂から、南に向かってつぶやいた。「サッカー軍団たのむぜー」思いが通じて、一人のスターが生まれた。西に向かって「まだ腕痛いですかー」北に向かっては「ぼちぼち絵の文章みたいさー」聞こえたようだ。AB-STとはアンテナだったのか。

 献辞「千里馬(チョンリマ)」
指如千里馬 (指 千里の馬の如く)
体如千里耳 (体 千里の耳の如し)
才廻四界念 (才 四界を廻ると念へども)
我行路遠仏 (我が行く道は仏に遠し)



面目ない 竜馬@管理人 - 2005/02/14(Mon) 11:26 No.2596  

2596.jpg 栄通さんのご指摘通りです。
気持ちに余裕がなくなっていたのですね。

かっては1日に千里天かけると言われた千里馬(チョンリマ)は凄かったのでしょうが、インターネットは千里も万里も走り、情報伝達から時間と距離を無くしてしまいましたね。
そんな中で振り回されるのに草臥れたのでしょう(笑)。

お返しに、

「円空さん、仏さん笑っているよ」

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