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いーとあーとブログ

展覧会情報(旧ギャラリーどらーる掲示板より)

2024'03.29.Fri
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2008'09.27.Sat

□遥かな刻―小島 和夫日本画展


会場:室蘭市文化センター展示室
   室蘭市幸町6―23
   TEL 0143-22-3135







10月1日に室蘭市市民美術館がオープンしますが、その上の階にある展示室で行われている小島 和夫さんの個展に行って参りました。

大きな作品から小品まで大小取り混ぜて40点ほどの作品が飾られておりました。
室蘭においてこれ程の日本画をひとつの展覧会で観ることができるのは本当に幸運なことであろうと思います。

所謂花鳥風月の日本画ではありませんが、ヨーロッパ、中東、中国奥地などの住人、生活を生き生きと画いている作品が多くありました。
何れも画かれた地域や人々の息吹と言うか、気候や空気までが感じとられる作品ばかりでありました。

1961年と1963年と言いますと、小島さんが中学生と高校生の時に描いた油彩画が2点飾られておりました。

「マスイチ浜」 1961年油彩 F40 「石狩」 1963年油彩 F20


陳腐な表現ですが、どっしりとした骨太の作品で、現在の小島さんの作品を彷彿させるものでした。
更に、
東京芸大時代の作品「自画像」は、最初油彩かと思いましたが、日本画でした。
あの時代芸大でこの様な日本画を描いていた小島さんの存在につくづく感じ入りました。

訳の分からないことを書くよりは、いつもの通り作品をご紹介します。

「想(オーランガバード)218×173 1996年」「シヴア」101×101 1994年「遥かな刻」218×173 1999年「北の河口」F30 2005


左から「早苗の頃」F20 1997年、「回廊」P30 「路(ウイグル自治区)P30 2005年」「川辺の家(烏鎮)」F30「沙路(インド)」218×173 1998


「印度の夕(カッチ湿原)」P20 1997「風の小径」P12 1992「早春の林」P30 1997「胡同(北京)」218×173 2000


「自画像」B3 1968「阿」130×75 1980「津軽」130×75 1978「想(白杵)」218×173 1995


「薔薇窓(スペイン)」145×70 2006「星の道(スペイン)」145×70 2001「サマルカンドの男(ウズベキスタン)」218×173 2001「街角(イスタンブール)」218×173 2007


「門(スペイン)」218×173 2006「MALTA」218×173 2005「家路(モロッコ)」145×70 1999「河(ベナレス)」140×70 1997


「めざめ」101×101 1996「アマリアの街(ポルトガル)」101×101 2002「ソグド幻想(ウズベキスタン)」101×101 2002「復活祭(ルーマニア)」218×173 2003


「扉(インド)」101×101 1998「風の門」218×173 1994「廻廊(シチリア)」145×70 2005「雪の音」145×70


「駅(イスタンブール)」145×70 2008「北の瀧」145×70 2008「白い風〔エスキース〕(ウズベキスタン)」2004今年の院展出品中の「夕映えの頃」のエスキース


最後の写真の
院展出品中の作品はありませんでしたが、写真がありましたのでご紹介します。

9月28日(日)までの会期です。
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2008'09.24.Wed
□鵜沼 人士 個展

会場:札幌時計台ギャラリー



2003年12月のギャラリーどらーるでの個展以来、約5年ぶりの個展だそうです。

アトリエの火事、胃の全摘手術、その後の闘病生活と大きな試練を幾つも乗り越えて復活した鵜沼 人士さんの個展でした。

鵜沼 人士さんのお宅とRyo管理人の家は車で5分ほどしか離れておりません。
札幌彫刻美術館を中心にして東西に分かれている位置関係です。

最近違う方向に散歩しておりますのでお会いすることがなくなりましたが、以前はよくワンコの散歩同士でお会いしたものです。
伺いまして、最初にお互いの愛犬の話から始まりました(笑)。

鵜沼さんの中品・小品は全てアクリルのカバーがかけられておりますので、手前が反射してどうしても写真が鮮明になりません。
その条件下にしてはまあまあ良く写っているとは思いますが、細かなところまでは出せませんのでご容赦ください。

「早春の斜里」F8「黄色い橋」F12「海辺廃屋」F15「羊蹄待春」F12


「大沼浅春」F20「愛別風景」F20「羊蹄初秋」F12「工場と斜里岳」F20


「A氏の像」F15「LANA'07」F3「Lily」F3「Lana'06」F3


「A氏の像」に驚き、且つ笑っていたら、本物のA氏が現れて盛り上がりました。
A氏夫人共々本物が良いか、描かれた像が格好良いかでしばし花が咲きました。
管理人は『どちらも良い!』と思っております
\(o⌒∇⌒o)/

「07初夏」F30「06夏~Lana」F30「初夏」F10「教室にて」P20


「LANA」F50「LANA2007夏」F50「05夏」F50「室内婦人像」F30


「彩夏」F50「手紙」F30「教室のリラ」「坐像05夏」F20


「春の日に」F30「ブルーの耳飾り」F15「T嬢」F6「冬帽子」F3


「福寿草」SM「佐藤錦」SM「赤い果実」SM 「桜桃」F0
2008'09.24.Wed
■「第50回 麓彩会展」



麓彩会展も50回目の記念展を迎えて、1点の出品作家はおらず大半の方が2点~3点、多い人は5点~6点と出品しておりました。
いつもは小川原 脩 常設展をしている会場も使っての大きな展覧会になりました。

全員の作品をご紹介しますが、場合によっては全作品をご紹介しない場合もありますので予めおことわりしておきます


画像の上にカーソルを乗せるとタイトル・制作年・サイズが出てきます。
クリックすると大きな画像になります。


〔小川原 脩 〕
倶知安町に生まれ、現東京芸大を卒業。
戦後倶知安に戻り全道展の創立に参加。
1958年に酒井 嘉也、野本 醇 、因藤 寿 、穂井田日出麻呂氏らと麓彩会を立ち上げる。

「呪物」1958年 162.0×130.3 「陰のある風景」1998年 72.7×91.0


〔故 後藤 康也〕
倶知安生まれで元全道展会員。故人。

「茅沼炭住遠望」1948年 45.5×60.6 「工場地帯(A)」1977年 60.6×72.7


〔酒井 嘉也〕
倶知安生まれの倶知安在住。三軌会会員。

「切岸堆化」1976年 116.7×91.0 「地層」1995年 162.0×130.3 「石切場」162.0×130.3


〔恩田 信行〕
倶知安生まれ、札幌在住。
三軌会会友・全道展出品。

「一人立つ」1996年 162.0×130.3 「状況」2000年 162.0×130.3


〔菊池ひとみ〕
京極町生まれ、新十津川町在住。
全道展出品。

「五月の室内」2006年 162.0×194.0 「素朴な風景(晩秋)」2005年 194.0×162.0


〔木滑 邦夫〕
千歳生まれ、千歳在住。全道展会友
教員を定年退職し、画業に本腰。

「降雪」2008年 130.3×162.0 「春声」2008年 130.3×162.0


〔坂口 清一〕
岩内町生まれ、札幌在住。
全道展会員。

「遠い季節」2006年 194.0×130.3 「遠い季節」2008年 194.0×130.3


〔志津 照男〕
岩内町生まれ、仁木町在住。元全道展会友。

「木霊(こだま)Ⅰ」2007年 162.0×130.3 「木霊(こだま)Ⅱ」2008年 162.0×130.3 「木霊(こだま)Ⅲ」2008年 162.0×130.3


〔鈴木 康子〕
京極町生まれ。登別市在住
野本 醇 「北の箱舟美術館」オーナー


「共鳴2008A」 「共鳴2008B」 「」


〔谷口 一芳〕
当別町生まれ、札幌市在住
全道展会員・春陽会会員

「共生の道標」2003年 194.0×130.3 「梟の園Ⅲ」2001年 130.3×194.0


〔田丸 公記〕
北見市生まれ、札幌市在住
全道展会友

「ものたちの貌」1991年 162.0×193.9 「静物」1973年 130.0×162.3


〔徳丸 滋 〕
帯広市生まれ、倶知安町在住
元全道展会員。現ニセコの「STギャラリー」主宰

「ある女」1973年 162.0×130.3 「ある男」1973年 162.0×130.3


羊蹄山・ニセコ連峰を中心とした山とその周辺の林、樹木、湖などの風景や花・昆虫・野菜などを独特のタッチで描いている画家です。
この麓彩会展に何年か前から通うようになったのも徳丸 滋 さんのお誘いによるものです。

〔野本 醇 〕
函館市生まれ、伊達市在住
全道展会員・主体展会員
2007年度 北海道文化賞を受賞しております。

「木霊」1999年 194.0×130.3 「森の精」2000年 194.0×130.3


〔林 雅治〕
京都市生まれ、倶知安町在住
京都の有名陶房の家に生まれ、橋本 武氏、備前作家伊勢崎 淳氏に学んでいます。
毎年、この麓彩会展と時期を合わせて野外彫刻展「風の中の展覧会」のまとめ役を務めております。

「ウエーブ」手びねり1986年 「作品04-2」手びねり 「作品08-1」手びねり


〔羽山 雅愉〕
釧路市生まれ、小樽市在住
全道展会員
小樽・釧路を主に港町の夕暮れなどを叙情たっぷりに書き上げる独特の作品は知られております。

「朝光・小樽」2006年 130.3×162.0 「黄昏・釧路」2006年 130.3×162.0


〔穂井田日出麿〕
江丹別村生まれ、古平町在住
全道展会員

「老漁夫とはずし娘」2005年 162.0×162.0 「はずし娘さん」2006年 162.0×162.0


〔宮崎 むつ〕
室蘭市生まれ、札幌市在住
全道展会員

「ひらく」2004年 162.0×162.0 「ひらく」2004年 162.0×162.0


〔米澤 邦子〕
室蘭市生まれ、札幌市在住
全道展会員

「物語の森」2007年 130.3×162.0 「流々草花」2008年 130.3×162.0


〔渡辺 嘉之〕
古平町生まれ、古平町在住
全道展出品

「矢来の遣る浜」2008年 90.9×116.7 「廃船のある浜」2007年


ニセコの山々と、羊蹄山を背にした本当に風景の良い素晴らしい環境にある美術館です。
会期はもうすぐ終わりますがぜひ週末に行かれることをお薦めいたします。
2008'09.19.Fri
京都造形芸術大学大学院陣内・名和ゼミ・教員と学生とゲストアーティストによる「小立体+ドローイング」展


ギャラリー門馬のオーナーの大井 恵子さん(故 門馬よ宇子さんの次女)が陶芸を学んだ神内 康年さんの肝いりでの展覧会とお聞きしました。

名和 晃平さんと中西 信洋さんは撮影禁止でしたので、ご紹介することは出来ません。

一番ご紹介したい作家の作品を出せないのは残念です。

〔藤井 秀全〕
LEDを使った作品です。
「光と言う非物質が、影を作り、身体や空間に接触する感覚や浸透していく時間を感じ取れるような表現を目指している」とあります。

この方ごく近い将来に現代美術の代表的な作家になるような感じがします。



〔福島 春香〕
大学院生です。平面と立体の組み合わせによるインスタレーションです。
作品を展示する前に場所の割り当てをして、この場所に決まった時に、あたかも事前に知っていたかの様にパッパッと設置して行ったとのことです。
なかなか決まっていましたね。



〔神内 康年〕
江別出身の陶芸家で京都造形芸術大学大学院の准教授です。



〔小宮 太郎〕
1985年生まれですから22~23歳の若い学生です。
ドローイングとピコピコ動き(?)、音を出す作品でした。
撮影に失敗、と言うか写しようがないので1点だけご紹介します。

 
2008'09.18.Thu
■WAVE NOW '08

初日の午前中に拝見しながら今日まで放って置いたことをお詫び申します。

沢山溜まっているので作品だけUPします。



〔阿部 典英〕

札幌市出身。
タイトルが「ネェダンナサン、あるいは H.T氏、S.T氏、Y.Y氏に捧ぐ」とあります。
同年代で、若い時から親しかった、故人となられた田村 宏 さん、丹野 信吾さん、米谷 雄平さんを偲んでの作品と思います。
Ryo管理人も皆さん親しくお付き合いを頂きましたし、ギャラリーどらーるでの個展もお願いした方々ばかりです。
改めてご冥福をお祈り申し上げます。

別角度1別角度2


〔 林 亨 〕

釧路市出身。
林さん 今回は北側の壁を一面使用しての大きな作品でした。
アクリルではなかったかと記憶しておりますが、確認しておりません。
最近の管理人すっかり惚けてしまっております (*^_^*)



〔菅野 充造〕

函館市出身。国画会・全道展会員。
今年の国立新美術館での国展か札幌時計台ギャラリーの個展かで拝見しております。
阿部 典英さんと同じく丹野 信吾さんや米谷 雄平さんのご逝去がこたえて何か元気が無かったのが思い出されます。
最近クロスが入りましたね。

「CROSS(A)」「CROSS(B)」


〔加藤 健二〕

網走管内津別町出身。国画会会員。

「グラウンド 08_4R」部分


〔浅野 修 〕
帯広市出身。主体美術会員。
昨年11月に帯広での大きな展覧会に制作した作品です。
スケールの大きなインスタレーションと言えますか。
一見墨を使ったように見えますが、油絵の具を使用しています。
何度も何度もいろいろな絵の具を使ってみたけれど、最終的に油絵の具でなければ上手く行かなかったとのことです。

五右衛門風呂を筆にして何人にも手伝ってもらって円をきれいに描くのはとても難しくて大変だったと話しておられました。
一気に描きあげなければ、カスレなどの効果が出ないので試行錯誤の連続であったそうです。

今後の予定などいろいろお聞きしましたが、今回は省かせて頂きます。

「○(円)」部分拡大部分拡大2作品の前の浅野さん


〔伊藤 彰規
小樽市出身。
作品数は多かったのですが、3点に絞ってご紹介します。
「紙・フィルムに油彩、アクリルコラージュ」と記されております。

「記憶の光 08-Ⅳ」「記憶の光 08-Ⅴ」「記憶の光 08-07-Ⅴ」部分拡大


米谷 雄平〕


台湾出身。
今年の2月に亡くなられた米谷 雄平さんの作品も飾られておりました。
米谷さんには珍しい
木彫作品が飾られておりました

「コナラクの太陽」題名不明 「聖樹」
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