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いーとあーとブログ

展覧会情報(旧ギャラリーどらーる掲示板より)

2024'03.29.Fri
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2008'08.15.Fri

 
展覧会報告 Ryo - 2008/08/15(Fri) 09:19 No.5079   HomePage
 

 

2007年北海道文化賞受賞記念 野本 醇 展 ― 心象表現の軌跡 ―

初日の朝一番で出かけたのですが、オープンと同時に大勢の観客が押し寄せておりました。

東京や札幌のような都会では、北海道文化賞程度では「地域を挙げて」とは行かないかも知れませんが、伊達市の様に小さな街では大変な出来事なのでしょう。

お年を召した方々を含めて本当に多くの方々がお祝いに(?)駆けつけておられました。

作品は伊達市、京極町に寄託してある作品がメインで、作者蔵・個人蔵を含めて80点で、反時計回りに時系列的に飾っておりました。

60年以上の画歴ですから画風の変遷も当然にあります。
そんな面も楽しめる展覧会です。

Ryo管理人よりひと回り上の野本さんですから、Ryo管理人も1950年頃の日本・北海道、1960年の安保騒動中の日本・北海道、70年、80年、90年、2000年の頃の社会情勢を全て記憶しております。
そんなことを考え合わせて「ふむ、ふむ」とひとり頷きながら拝見しておりました。

最も展示した80点中、Ryo管理人が所見の作品は20点もありませんでしたが・・・・。

作品を基本的には年次順の展示通りにご紹介します。
画像にカーソルを乗せるとタイトルが出ます。
クリックすると拡大画像にもなります。
場合によっては作品の角度が変わります。


最初に会場の「歴史の杜 カルチャーセンター」からご紹介します。

歴史の杜全景 カルチャーセンター


カルチャーセンターの内部正面レリーフト、郷土が生んだ独立展会員・全道展会員の木村 富秋さんの作品「鳥歌」が寄贈され飾ってありました。

陶板レリーフ 木村 富秋さんの作品


作品の前の野本 醇 先生 会場風景 会場風景


「1.坂のある街 F20 1951」 「2.灰色の裸 F20 1953」 「3.黒い炎から 156.8×116.7 1957」 「4.黒い炎 144.8×91 1957」 「5.褐色地帯 125×173.2 1932」


「6.褐色地図 156×118 1962」 「7.円のある風土 137×117 1963」 「8.風土の中のうし80F<br> 1965」 「9.風土の中のうま 50F 1966」 「12.北の部屋 100F 1968」


「10.丘の上の寺院(モスクワ) 6F 1966」 「11.馬に乗る人 8F 1966」 「13.とりのある静物 10F 1969」 「16.摩周湖 10F 1972」 「15.山羊の頭 100F 1970」


「17.羊の星座 30F 1972」 「18.仮面と羊 30F 1972」 「19.追憶の裸 116.2×162.1 1972」 「20.トロイの馬 100F 1972」 「22.シャルトル寺院 6F 1973」


「23.裏街(モンマルトル) 61×96 1973」 「24.三美神 73×39.6(3枚組) 1973」 「25.サクレクール 6F 1973」 「26.コンピェニュ 15F 1973」 「28.森の食卓 61×162.1 1973」


「21.星餐図人羊座 120F 1972」 「30.北の箱舟-1 120F 1975」 「27.イカルス 120F 1974」 「54.再生する形態B 60F 1990」 「56.聖なるかたち 130×49.8(2枚組)」


「31.冬の旅(春を待つ) 120F 1975」 「35.貝のある静物 25F 1975」 「36.北の箱舟(春を待つ) 30F 1976」 「29.北の海 100F 1975」 「32.北の箱舟-2 50F 1975」


「37.天変地異 100F 1977」 「34.冬の膳 60F 1976」 「39.羊のいる風景 15F 1977」 「40.樹下羊群 20F 1978」 「38.昭和新山 8F 1977」


「43.燦 15F 1979」 「45.冬の蜃気楼 120F 1980」 「42.新生有珠-1 20F 1979」 「44.新生有珠-2 10F 1979」 「41.早春有珠 50F 1978」


「46.新生有珠-3 20F 1981」 「52.いのちのかたち 15F 1987」 「59.形姿の誘惑 50F 1993」 「47.北の座標-3 120F 1983」 「48.冬の残像 120F 1983」


「49.北の座標-1 1450P 1983」 「50.冬帝の道 150P 1984」 「57.生成の形姿 30F 1992」 「62.北の季節 30F 1995」 「63.内なる形姿 30F 1995」


「55.翼のある遊態 120F 1990」 「53.白い遊態 30F 1990」 「61.北に座するもの 100F 1993」 「69.木霊 120F 1999」 「64.森の光-1 130F 1997」


「68.森の春 30F 1998」 「66.白いテーブル 20F 1997」 「70.黒い森 30F 1999」・「67.夜のpatos 50F 1998」 「71.黒い箱舟 100F 2000」 「75.天北に立つ 50F 2003」


「65.再生の季節 130F 1997」 「72.天と地の光景 100F 2001 」 「73.北の季節 100F 2001」 「74.休息の森 100F 2002」 「76.森の光-2 120F 2004」


「6.」 「7.」 「8.」 「78.光の記憶 50F 2005」
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2008'08.13.Wed

 
展覧会報告 Ryo - 2008/08/13(Wed) 09:23 No.5078   HomePage
 

 

□北浦 晃 個展「北海道の四季」

初日午前中に拝見して参りました。
いつもながら絵の具の明度が高く、明澄で美しい北浦作品が北海道の四季を彩っておりました。

昨年の春に室蘭の文化センターにて行われた「北浦 晃 古希記念・室蘭市文化功労賞受賞記念展覧会」と、9月に美唄市市民会館で開催された「北浦 晃 油彩画展 ~ 北海道の風景・美唄の風景 ~ 」、そして10月に東京の上野の東京都美術館で開催された「第14回新作家展」と、北浦先生の昨年夏までの作品はほぼ全て拝見しておりました。
今回の展示作品の中で、「洞爺湖新緑」・「陣屋町の春」・「幌萌町の桜」・「残雪の斜里岳」・「菱沼の岸辺」・「達布山から」・「秋の大沼公園(駒ケ岳)」・「富良野岳」・「芦別岳(空知川の岸辺)」・「旭岳に行く道」に関しましては、昨年の室蘭市文化会館の展覧会と、美唄市の展覧会で拝見して、この掲示板にてご紹介しておりました。

東京上野の「新作家展」に出品した「美瑛岳・十勝岳」もご紹介しておりました。

それ以外は全て昨年秋から今年の春までに描かれた新作です。

ここ1~2年の北浦先生の風景画の色彩が益々鮮やかになっております。
前日に伊達で野本 醇 先生の絵を見てきたばかりですから、その対比を楽しみました。

作品をご紹介します。
画像の上にカーソルを乗せますと、作品タイトル・サイズが出てきます。
画像をクリックすると拡大画像に変わります。


「洞爺湖新緑」F20 「洞爺湖(遊覧船)」F0 「幌萌町の桜」S20 「残雪の斜里岳」シルクスクリーン+色鉛筆 「菱沼の岸辺」P80

他に


「達布山から」P20 「中富良野」シルクスクリーン+色鉛筆 「鳴砂海岸」WF3”></a> <a href=「美瑛岳・十勝岳」F80×2(2枚組) 「上富良野」F0


「室蘭イタンキ浜海岸」F12 「美瑛麦秋」P80 「中富良野」P10 「秋の大沼公園(駒ケ岳)」F30 「富良野岳」F30


「芦別岳(空知川の岸辺)」F50 「秋の大雪山連峰」M30 「旭岳錦秋」サムホール 「旭岳に行く道」シルクスクリーン+色鉛筆 「旭岳夕月」F30


「弟子屈」P80 「西の空(美瑛)」P80 「トムラウシ遠望」シルクスクリーン+色鉛筆 右から「羊蹄山」F0、「冬の摩周湖」F10、「大雪山」M8、「白い旭岳」サムホール
「陣屋町の春」S20があります。
2008'08.08.Fri
展覧会報告 投稿者:Ryo 投稿日:2008/08/08(Fri) 14:20 No.5070   HomePage

[三つの個展]


■「八重樫 眞一展」

これまで道展を見てこられた方々の大半は八重樫眞一さんの作品に記憶があることでしょう。
非常に特徴がある作風ではありました。

八重樫さんの以前の作品は、細かなことを言えば(細かなことにこだわる必要は無いと思いますが八重樫さん自身が割りと細かい人だと受け止めています)、幾つか気になるところがありました。

今回の三人展(同期間・同一会場での個展)がどういう経緯で実現したのかはお話を聞いて理解した積りです。
それがどうであっても良いことで、八重樫さんは非常に感激しておりましたし、その為に以前の八重樫さんでは考えられない(ゴメン!)努力をされたと管理人は推察いたしております。
強い意欲で制作されたことはA室に入った瞬間に分かりました。
生意気にも絵画芸術を理解していないRyo@管理人が気になることを八重樫さんにお話いたしましたが、そんなことはどうでも良くて、今回の作品に魅了されました。

会場風景 展示壁風景 展示壁風景 展示壁風景


「8番目の駅 S100」 「いくつもの日々 S100」 「風きり音 S120」 「発寒の森 S130」


■「伊藤 光悦展」


伊藤 光悦展会場


「遠い海 50F」 「岬の風景 30F」 「GROUND ZERO」 「CRASH RANDING」


「午後の防波堤'07 4F」 「岬の風景'07 8F」 「修道院の丘」 「港の風景 10S」 「朝焼けの道 10S」


道展会員の伊藤 光悦から二紀会委員の伊藤 光悦になってから、作品も制作の心構えと言うか、姿勢と言うか、これが変化したようにRyo@管理人は見ております。
すなわち、教師から絵描きに変貌している途中のように思っています。
これは、好意的に言っているのか非好意的に言っているのかは自分でも分かりません。

とにかく「上手い」し、破綻がない。
余りに破綻が無さ過ぎて面白くない。
「上手すぎるとは思わないよ」という作家を何人か知っているけれど、どう考えても否定する作家より上手い。
ここが、伊藤 光悦という大作家を北海道限定にしているのでしょうか?
前回の東京での個展で“フラッ”とWALK INして来た方が何名か購入したと聞きました。

どういう方向性を選ばれるのか興味が持てますね。

水曜日のの北海道新聞夕刊でこの展覧会を取り上げて、「初めて軍用機を登場させ、作風の変わる兆しを見せた。不安な時代を象徴する風景画には時代に対する問題意識がうかがえる」とありました。
そんな作家になってもらいたくないなぁー。

光悦さんは『それでどうなのよ。悪かったのか?』と聞くと思います(*^_^*)
何の文句もありません (笑)。


■「浜口 秀樹 個展」


浜口 秀樹 個展会場


お顔は存じ上げておりましたが、お話をしたことも無い方です。
ものすごく失礼なことですが、作品を拝見したとしても見分けがつかない程度のRyo@管理人です。

Ryo@管理人の親戚筋に「本うるし」と言うのでしょうか、天然うるしを使って厨子や龕・合子の制作や、文化財(仏像など)の修復の仕事をしている人がいます。

浜口さんや渡辺さんなどの道展の塗りの仕事をされている方は合成の漆を使うのが多いので仕事がし易いということはあると思いますが、その分又シンナーなどを大量に使う訳で大変な仕事だと理解しております。
作品を何点かご紹介します。

「Icarus」 「Dawn purple」 「Dreams of a nautilus」 「展示壁風景」


「in orubit round」 「wind scope」 「IRUMI-nation 」 「Dreams of a nautilus」
2008'08.07.Thu
展覧会案内 投稿者:Ryo 投稿日:2008/08/04(Mon) 10:50 No.5067   HomePage

■「次元の断面 ―創造の起源へ― 千代 明 * 坂東 宏哉」


「Contemporary art exhibition by members of PLUS 1」とありますから、千代 明 ・田畑 卓也・谷口 明志・坂東 宏哉さんで始まった「PLUS1」が齋藤 周 ・藤本 和彦さんらと増殖し、昨年はタ゜ム・ダン・ライさんも加わり、勢いを増しておりましたが、その中の千代さんと坂東さんの二人展のようです。




昨年の「PLUS1」のご紹介でRyo管理人は以下の様に書きました。
― いろいろなグループ展を見ておりますが、Ryo@管理人が好きで「又見たい」と思うのは共通点があります。
「コンセプト、目指す方向性が一致」
「相互に批評しあう風土がある」
「発想が自由で、新たな試みに挑戦する雰囲気がある」
メンバー個々が幾ら名人上手でもそれらの無い(少ない)グループ展を見たいとは思いません。―


記憶が定かではありませんが、この「グループ プラスワン展」は国内では隔年でなかったかと思います。
それで、国内でもやりたいと考えたお二人が札幌時計台ギャラリーでの二人展を企画したのでしょうか?
勝手な想像ですが・・・・・・。

お二人のこの数年間の「グループ プラスワン展」の作品に興味がある方は、この掲示板の上部にある[トップに戻る] [使いかた] [ワード検索] [管理用] の欄の[ワード検索]をクリックして、キーワードの欄にプラスワンと記入し、表示の欄を20に直してから検索ボタンを押してください。
過去のプラスワンの関連記事が画像付きで出てまいります。

 



 
展覧会報告 Ryo - 2008/08/06(Wed) 09:51 No.5069   HomePage
 

 

■「次元の断面 ―創造の起源へ― 千代 明 * 坂東 宏哉」

昨日初日に拝見して参りました。
「展覧会案内」の方で私が予測した記憶は間違いでした。
お二人が所属している「 PLUS 1 (プラスワン)」は基本的に縛りが緩く、メンバーの固定に関しても、作品傾向にも、会期、会場に関しても“これっ!”と言った決まりはなく、今年は他のメンバーが昨年から展覧会が続いたので『今年は休むかな?』という感じだったということが二人展になった原因だとのことでした。

ところが、それが又良い結果になったように感じました。

会場が広く使えたのと、二人のコラボに絞られたせいか、会場の作品に緊張感が生まれていたように思いました。

千代 明 さんの金属作品は「平面だ」、「立体だ」、「工芸だ」、「彫刻だ」などという分類を超えて美しく、将に完成の域に達して来たように感じます。

「起源」 「ビッグバン」 次元の断面




坂東 宏哉さんに関しましては、今回は二人展と言うことで、今まで以上に相手の作品との調和を考えて構想を重ねて準備を進めたのことでありました。

今回は、板に「珪藻土」を塗り、何度も何度もアクリル絵の具を重ね塗りしておりました。
下地が「珪藻土」ですからどんどん絵の具を吸っていきます。
ある一定の段階で、突然吸わなくなりダマが出来たり偶然の効果が出てきたそうです。
なかなか面白いマチエールが出来ておりました。

ご本人も面白くなって楽しみながら政策を重ねたとのお話でした。
ここ何年かの坂東 宏哉さんの作品を見ておりましたが、Ryo管理人には一番良かったのではないかと感じておりました。
「earth ―土の記憶―」 earth ―次元へのアプローチ Ⅰ ― 少し拡大 earth ―次元へのアプローチ Ⅱ ―


「earth ―水―」 「earth ―土―」 一部 部分拡大拡大
2007'11.28.Wed
27日(火)に観て参りました。

荒川 敬子さんと豊嶋 章子さんがお当番で在廊していて、多くのお客様のお相手をされておりました。

「春陽会北海道」の話になるとどうしても若い作家がおらず、高齢化の現実の話になってしまいます。
若い方が春陽に加わればきっと大事にされると思いますよ
(*^_^*)

谷口 一芳「夢想」60P 八木 伸子「高原にて」60S 折登 朱実「春を満たしに」40F 安田 完 「漂」

宮西 詔路「馬」30F 崎山 かづこ「残照」100F 荒川 敬子「13月の風B」100F 荒川 敬子「13月の風A」100F

居島恵美子「久遠」130F 小黒 雅子「景」100S 小原 敦美「湖畔」100S 加藤 卓司「森のカーニバル 1」100F

川真田美智子「close(2)」100F 佐藤 愛子「たまわる」130F 佐藤 史奈「氷が遊ぶ(1)」100F 豊嶋 章子「冬・夕」100F

新出りヱ子「育刻」130F 平間 文子「風邪に舞う花たち」100S 山形 和子「位地の女」120F 山本 周子「想(Ⅰ)」130F


次の画像群の最初の吉本 勝子さんまでが会友で、新井 絹恵さん以下が一般です。
奥山さん・みずきさんなど面白いですね。

吉本 勝子「迷い」100F 新井 絹恵「夏のプロローグ(クリスタルフルート)」80F 奥田 順子「工場」130F 奥山 哲三「日々 Ⅰ」130F

奥山 哲三「日々 Ⅱ」130F 川股 正子「鳥来る日(Ⅱ)」100S 斉藤 啓子「風彩」130F 芳賀 雪子「縄文の賦」100F

みずきひろこ「シンデレラになれなくて」100F みずきひろこ「侵入者」100F<br>
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