展覧会情報(旧ギャラリーどらーる掲示板より)
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◆「アーティストによる描初(かきぞめ)展」道新ギャラリー 案内状を見ただけでは、年明けで本格的な展覧会開始前の穴埋め的な著名作家の顔見世的な展覧会かとも思いましたが、ところがどっこい、なかなか中味の濃い、面白い展覧会でした。 5人の作家がそれぞれの作品を持ち寄っての展覧会というだけではなく、初日の午後から2時間~3時間かけて制作過程を観覧させながら作り上げた作品(ドローイング)を展示しております。 4年~5年前に新道展の企画展「ドローイング今、この空間展」で、今は亡き菊地 又男・阿部 国利さんらが6日間制作過程を公開し、その翌々年には「紙によるインスタレーション展」で、同じく6日間制作過程を公開した展覧会を行ったのを思い出しました。 ・阿部 典英 ⇒ 元旦から制作にかかったというカレイやハタハタの小品と、会場での公開制作した「ヨン様ならぬイカ様」(本人談)が躍動感溢れる作品でした。 ・柿﨑 煕 ⇒ ここ10年位独特の木彫りの種子や羽などの半立体の作品イメージが定着している柿﨑さんが、アクリルによる抽象画を3点、そして会場にて制作したドローイングを展示しておりました。 『これに金箔を貼りたかったのだけれど、時間が足りなかった』との柿﨑さんの弁でした。 ・川本ヤスヒロ ⇒ 川本さんのお馴染みのモチーフの「骸骨」を描いた作品(画像2)と小品を合わせて5点展示しておりました。愛猫(チャメ)を描いた小品に家人が一目惚れしました(笑)。 川本さんは5点全てを会場にて仕上げたもので、水性ペンキや石膏等で予め準備していた下地に、会場でパステルで彩色し細かなマチエールを作ったとのことでした。 ・米谷 雄平 ⇒ 「謎ときのはじまり-A」「謎ときのはじまり-B」と題されたアクリル+コラージュの小品2点と、墨で形を取り色を乗せ、コラージュをした迫力ある大作のドローイングを2時間ほどで描きあげたとのことで、ドライヤーで乾かしながら短時間で制作した集中力は驚嘆ものでした。 ・渡會 純价 ⇒ 小品2点と公開制作した大作でありました。 木炭とパステルを使って描きあげた作品は、版画のイメージが濃かっただけにとても新鮮に感じました。 添付した画像は米谷 雄平さんのドローイングです。 他の作家の作品は月曜日にリンクいたしますので、再度ご覧になって頂ければ幸いです。
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